万引き犯の特徴と対応策【狙われやすい店舗と万引き防止について】

店舗などで買い物客として訪れて、代金を支払うことなく商品を持ち去ってしまう万引き。

例え一つ一つの商品の値段が安くても、額が積み重ねれば経営に大ダメージを受けて場合によっては閉店に追い込まれることも少なくないそうです。この記事では、そんな困った万引きの特徴と対応策について考えていきたいと思います。

万引きの実態について

万引きというと100円や200円から大きくても1000円ぐらいの少額をイメージしますが、日本の万引きの被害総額は一日約13億円、年間で約5000億円だそうです!(私も驚きました・・・)

高齢者をターゲットにした、振り込め詐欺などの特殊詐欺は390億と言われていますので10倍以上ですね。

勿論、その分の損害は被害を被ったお店が負うことになります。万引きだからと言って軽く見てはいけないですね。

勿論立派な犯罪です。刑法235条の窃盗罪に当たり、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処されます。

それでは万引きを防止するためには、どうすればいいのでしょうか?万引き犯はどのような特徴をしていて、万引きを阻止するためにはどういった対応策をとっていけばいいのでしょうか?

万引き犯の特徴

万引き犯の行動様式を知り、その対応策をとっていきましょう。万引きの犯行には単独行動と集団行動による2通りのパターンがあります。

単独による犯行

単独で犯行に及ぶ万引き犯は挙動が不審で目につきます。人目を避けるためにターゲットの商品のそばを何度も行ったり来たりして、人がいなくなるタイミングを待っていたりします。

グループでの犯行

何人かでチームワークを駆使して犯行に及ぶ万引き犯もいます。例えば一人が店員に話しかけてそのすきに商品を盗むなどの役割分担を決めて万引きを実行します。

また、犯行を店員に目撃されても大丈夫なように万引きする役と、商品を手渡されて店外に持ち出すのを別々の人間が行ったりします。単独犯の時と同じく不審な行動が多いので注意が必要です。

万引き被害が起きやすい時間は何時ごろなのか?

万引きが起こりやすい時間というのもあります。以下の2つです。

正午~18:00まで

昼食時は、飲食店や食料品を提供するスーパーなどが混雑する時間帯です。

来店する人の数も多く、店員も接客による対応に追われるので注意が散漫になりやすいので、万引きを実行されやすい時間帯と見なされています。

18:00~午前0:00まで

午後6時ころからは仕事帰りに買い物する人たちが増えてきて、やはり全体の監視が行き届かなくなります。また、万引き以外にもお酒を飲んだ人のトラブルなどもあります。

商品を盗もうとしている万引き犯の見抜き方

商品を万引きをしようとしている人物には、どのような挙動をとるのでしょうか?主に以下のようなものがあります。

    万引きをしようとしている人間の挙動

  • 買い物をするでもなくただ店内を歩き回る
  • やたらと他の客や店員の動きを確認している
  • 周りから見えずらい死角になっている場所にずっといる
  • 手元を隠すような動作をする
  • 目が周囲をきょろきょろと見回す
  • 商品を長時間凝視している
  • 手と目の動きが一致しない
  • 必要以上に個室トイレに長時間こもっている
    複数で万引きをしようとしている人間の挙動

  • 仲間同士でわざとらしいくらいの大声で談笑している
  • 一人が店員に話しかけたり質問をしたりする
  • 一人が店員や他の客とトラブルを起こす
  • 複数で店内にいるときに、一人が他の仲間の体で隠れて見えない状態になる
  • 店内で大声で騒いでいたかと思えば、いきなり静かになったりする

万引き犯は商品を盗みやすいように、服装や所持品に以下のような特徴があります。

  • 着用している服に多くのポケットが付いている
  • 気温の高い日なのにコートやジャンパーを着ている
  • すぐに商品を入れられる、ファスナーが開いているバックを持っている
  • 大きくて口をテープなどで止めていない紙袋をもっている

万引きの標的にされやすい店舗とは?

ここまで万引き犯の特徴を述べてきましたが、万引きのターゲットにされやすい店舗というのもあるのでしょうか?
結論から言うとあります。万引きされやすい店は以下のようなものです。

店内の照明が暗い

店舗の中が暗いと何をしているかわかりにくいですよね。

万引きを企んでいる人が怪しいことをしていても、よく見えなければ判然としません。店舗に入ってきた人間の動きがわかるように照明で明るくしておきましょう。

店舗内で商品を積み重ねて置いていて、見通しが悪い

これは背の高い陳列棚があってもそうですが、商品が乱雑に積み重ねてあると死角ができやすく、人の動きが把握できなくなってしまいます。

万引き犯は死角の陰で商品をバックや衣服のポケットに入れて盗みますので、できる限り店内に死角を作らないように工夫しましょう。

どうしても死角になってしまう所は、防犯ミラーを設置して人がいたら把握できるようにしておきましょう。

防犯カメラが設置されていない

防犯カメラがなくては、万引きをする人に対してこちらの意識が低いことをばらしているようなものです。

特に防犯カメラを設置しないということは、実際に万引きがあっても映像での証拠が残らないことになります。

有力な証拠を一つでも多く確保するためにも、防犯カメラは必ず設置しましょう。

店員の教育や情報共有が出来ていない

店員が接客態度が悪く挨拶もまともにできなければ、だらしのない店だとみなされて万引きのターゲットになりかねません。

明るく元気な挨拶をするようにして、犯罪行為をしにくい雰囲気を積極的に作っていきましょう。

情報共有も大事です。万引きをしている可能性の高い人物については情報共有を密にして、店舗の従業員全体で警戒できるようにしましょう。

万引きへの対応策

万引きを事前に阻止するにはどのような手を打っていけばいいのでしょうか。以下に様々な方法を紹介していきます。

お客様が入店してきたら、目を見て挨拶をする

こんなことで?と思われるかもしれませんが、「いらっしゃいませ!」と相手の目を見ながら挨拶をすることで、入店してきた人の顔を確認することができます。

相手からすれば自分の顔を見られていますし、しかも挨拶もされていますので自分の存在を把握されていると考えます。

商品を万引きすることを考えている場合は、自分の顔を覚えていて欲しくないでしょうから、一定の抑止効果は期待することが出来ます。

いつまでも店内を徘徊している客に声掛けをしていく

入店してからずっとうろうろしていて、買い物をする気があるのか怪しい人物に対しては、こちらから積極的に「何かお探しですか?」と声掛けをしていきましょう。

もしかしたら本当に探している商品が見つからないのかもしれませんし、万引きすることを企んでいた場合は「あなたの挙動をしっかり見ていますよ」という警告にもなります。

商品を整理整頓してきれいな見た目を保つようにする

商品が乱雑に陳列されていると、「この店は管理の行き届いていない店だ」と多少万引きをしてもわからないだらしのない店だというような印象を与えることにもなりかねません。

一般のお客様にも店舗の印象を良くするためにも、商品の整理整頓はこまめにやり、店全体の印象を良いイメージに保つようにしましょう。

防犯カメラを設置する

万引き対策で最も効果的なのが防犯カメラを設置することです。設置の効果としては以下のようなものがあります。

  • 防犯カメラで撮影することにより、万引きを事前に抑止する
  • 売上金や商品の盗難を目的とした、空き巣や強盗への対策にもなる
  • 従業員による店内の監視が効率的にできる
  • 映像として有力な証拠を手にすることができる

現在生産されて流通している防犯カメラは鮮明に残すことができますので、有効な証拠として機能します。

また、映像を従業員の間で共有することにより、万引きの常習犯の情報を共有することにもなります。その人物が来店した際はその時店舗にいる全員で警戒することもできるようになります。

設置するポジションも重要で効果を発揮するためには、店舗のレイアウトを考慮しながら死角がないように複数箇所に設置していきましょう。店舗の出入り口や隅っこなど人目がつかない所を監視できるようにしましょう。

実際の万引きに合った店の体験談

私の友人で万引きを実際にした人がいます。中学生の時の友人でした。その時の話をしてみたいと思います。

その日、土曜日で学校が半日で終わったので、私と友人は学校近くのショッピングモールに遊びに来ていました。昭和に建てられた設備も古くてレトロな雰囲気のモールでした。

モールの形状は中庭があり、その周囲に様々な業態の店舗が営業をしていました。花屋もあったし鍵屋も本屋もありました。
土日になると空きスペースを借りて、外部の業者が商品を陳列して商売をしていました。

その日は雑貨屋さんが入って、様々な日用品やおしゃれな小物を販売していました。私と友人は二人で展示されている商品を見て回っていました。確かその時は休みの日に遊ぶための水風船とロケット花火を買ったのを覚えています。

その後、店の外に出てしばらくしてから友人が「なあ、これ見てみろよ」と様々な機能が付いた登山用ナイフを、着ているシャツの下から取り出してきました。私は驚いて「何やってんだ返して来いよ!」と言ったのですが、これぐらい大丈夫だよと言ってききませんでした。

何故そんなことをするのかと問い詰めたのですが、1・店員が一人しかいないので隙だらけだから。2・全体のスペースが広いので盗む機会が常にあるという事でした。また、陳列棚が背の高いものでしたのでとてもやりやすかったとのことでした。
口ぶりからすると常習犯で何度もやったことがあるような口ぶりでした。

その後、こいつと付き合うのは良くないと考えて付き合いが疎遠になり途絶えました。
そんな人間と付き合っていたと考えるとあまりいい話ではないのですけれど、盗みを働く人間の心理を垣間見るいい機会になりました。

以上、万引き犯の特徴と対応策についてでした。

振り込め詐欺の特徴と対応策【詐欺の種類と手段、実際の被害の体験談】

ある日突然あなたの下に一本の電話がかかってきます。「俺だけど、○○で困っているんだ助けてくれないかな」と息子が電話をかけてきます。話を聞いてみると緊急性を有するトラブルによって、お金が必要なようです。

指定された口座に入金してしばらくしてから、我が子に問題は解決したのかと聞いてみると「一体何の事?」と聞かれます。

特殊詐欺、振り込め詐欺などの実態はこのような物です。今日来なくても明日犯罪の標的になるかもしれません。いつか来るその日のために準備をしておきましょう。

この記事ではオレオレ詐欺を始めとする、振り込め詐欺の特徴と対応策について考えていきたいと思います。

振り込め詐欺とは何か?

振り込め詐欺とは、一般家庭に対して電話や手紙やダイレクトメールなどを使って、被害者を騙して金銭を銀行口座などに振り込むように誘導して詐取する行為です。

警察庁の発表では令和元年での認知件数は16851件、被害総額は315.8億円と巨額の被害をだす犯罪となっています。

マスコミの報道や警察が一般市民に対して様々なメディアを通じて、啓蒙・啓発した結果としてこの犯罪行為は国民全体に広く知れ渡るようになりましたが、次から次へと考え抜かれた狡猾な手口が現れています。

主だったものには以下のようなものがあります。

オレオレ詐欺

「俺だけど」など相手の息子や孫を装いながら、身内だと信用させます。声や電話番号が変わったことを指摘されても、「携帯のキャリアを変えたんだよ」「風邪気味でのどの調子が悪くって」などとはぐらかして欺きます。

「会社のお金を使い込んでいたのがバレちゃった。このままではクビになる。」「車で運転中に事故を起こしたのだけれど、任意保険が切れていてお金が必要なんだ。」などと言って、とにかく緊急事態でお金が必要であることを説明して、指定の口座へと振り込むように誘導していきます。

また、特徴としては弁護士や警察官や交通事故の相手を演じている人が接触してきたりして、本当に身内がトラブルに巻き込まれているように信用させようとしてきます。

私の祖母があった被害

今年亡くなった私、如月の祖母も元気だった数年前に騙されてしまい被害を受けてしまいました。身内の恥ですが、振り込め詐欺に対しての啓発のために、その際の経緯をこの場を借りて述べてみたいと思います。

ある日突然祖母の下に息子(如月の父)を名乗る男から電話がかかってきました。「俺だけど」を連発して祖母から「○○かい?」と名前を聞き出すことに成功し、自分が息子であることを信じ込ませることに成功しました。

次に自分が今トラブルに巻き込まれていて、お金が必要なことを訴えてきます。

「お袋、実は俺女子大生と交際しているんだけど、その女の子を妊娠させちゃったんだ。彼女の親御さんは怒り狂っていて、慰謝料とおなかの赤ちゃんを堕すための費用が必要なんだ。悪いけど百万円貸してくれないかな?頼むよ!」と金が必要な理由を説明してきました。

その時父の年齢は60代。何もしてなくても「疲れた~」、仕事に行ったり用があって外出したら「しんど~」と愚痴と体調が悪いアピールでウザイほどでした。女子大生と交際して性的関係などもったら服上死は確実だったでしょう。正直言って、この理由で騙したと知ったときは不謹慎ですが大笑いしてしまいました。

金が必要な理由が理由ですので、祖母はとにかく一度父と会いたいと伝えたのですが、父に擬態した相手の男は次のように祖母に返答してきます。

「今、金策で名古屋にいるんだ。お金を融通してくれそうな人を片っ端から訪ねてお願いしているんだよ。この後京都や大阪にもいくことになっている。お袋の所に顔を出す余裕はないんだ。お袋も100万円振り込んでくれ!一生のお願いだ!頼むよ!」と、悲痛極まりない口調で祖母に助けてくれと懇願してきます。

人工妊娠中絶は費用もかかりますし、早ければ早いほど女性の体への影響も少なく済みます。そのことを逆手にとって金を出させる作戦でした。想定問答もしっかりと練りこんでいるのでしょう。敵ながら見事な物でした。

結局祖母は指定された銀行口座に入金してしまい、それから1週間後に本物の父に電話して事態が発覚しましたが、もはや全ては手遅れでした。

騙されたのはこの一回だけで、再度騙される(複数回騙すことを振り込め詐欺師たちはおかわりというそうです)は無かったのですが、身内が詐欺の被害にあって金を騙し取られると、本当に相手が憎くてはらわたが煮えくり返るということを身をもって知りました。

祖母も振り込め詐欺の事を知らなかったわけではありません。TVのニュースを通じて事件や騙されてしまった人たちの事は知っていました。

「私はあんなのに騙されないよ」と同居していた叔母にも断言していたようです。しかし、実際に自分が当事者になってみるとこんなにもあっさり金を騙し取られてしまうのかと、祖母本人も愕然としていました。

この話は書こうか迷ったのですが、この記事を読んでくだっているあなたやあなたの大切な人達には、同じような被害を受けてほしくないと考えてこの話を書きました。再び同じような被害が出ないことを願ってやみません。

還付金詐欺

税金や年金の還付金を受け取ることができるというのを口実に、金銭を奪い取る詐欺です。

このケースでは詐欺師は「日本年金機構・年金事務所」や「社会保険事務局」などの職員であることを装って、「前年度の所得税を納付しすぎてしまっているのでその分を還付したい」「収めた社会保険料の一部が返ってきます」と伝えて、「その分のお金を受け取るためには、ご自身でATMを操作していただく必要があります。」と被害者にATMを操作させようと誘導してきます。

実際にATMの前に被害者を連れてくると、自分に電話をさせて、確実に還付金を受け取るために自分の指示に従えと言ってきます。

「お振込のボタンを押してください」「○○さんの個人番号を入力してください」「個人番号と金額の入力が終わったら確認ボタンを押してください」と被害者に自分の口座にお金を振り込むように誘導してきます。

悪質なケースになると「還付金を返す際の暗証番号として使う」などと言って、口座残高の数字を右から暗証させて総額がいくらなのかを把握するケースもあるようです。

行政の職員が直接個人に電話を掛けて、ATMを操作させることはありませんので気を付けてください。

融資保険金詐欺

実際には融資しないのに、融資を求めて申し込んできた人に対して、保証金が必要との理由をつけて金銭を騙し取る行為です。

この詐欺をする加害者は、まず被害者になるカモを探すために「誰でも融資を受けられます」「即日融資可」「驚きの低金利○○%!」などと記載されたハガキやダイレクトメールを送り付けて、受け取った加害者に対して「簡単に金を借りることができる」「これだけの金利で当面の困っている状況を凌ぐことができる」と思わせます。

さて、実際に申し込みをしてみると「保証料として○○円振り込んでください」「返済の信用のために、先に○○円払ってください」などと、融資を受けるのにも金が必要であることを説明して、金を騙し取ろうとしてきます。いったんその場で払っても様々な名目のもとに金を出させようとしてきます。

詐欺が目的の業者の中には、大手金融機関などの大企業のロゴマークやその関連会社を会社名乗るものもあります。
また、被害者を信用させるために実際に少額の融資を行い、そののちに高額な保証金などを求めてくる事もあります。

架空請求詐欺

ある日突然、身に覚えがないのに訴えるぞという手紙やハガキを送り付けて、実際に電話をかけてきた被害者に様々な理由を名目に金を騙し取ることを目的とした詐欺です。

「法務省管轄支局民事訴訟管理センター」や「国民訴訟通達センター」などの実在しそうな公的機関の名前を使っているのが特徴です。勿論このような機関は存在しません。「あなたが視聴したサイトで料金が発生して訴えられている」「このままでは相手の訴えが通り、あなたの資産が差し押さえにあいますよ」と脅して、記載されている電話番号にかけてくるように誘導してきます。

そして実際に電話を掛けてきた被害者に、裁判の差し止め料や手続きの費用を名目に金を騙し取ります。

お金を騙し取る手段について

振り込め詐欺で被害者がお金を支払うイメージは、銀行の店舗やコンビニのATMにて詐欺師の指示に従い金を払うといった物でしょう。勿論、金融機関の方も警察の要請で振り込め詐欺に対しての警戒はしています。携帯で話をしながらATMの操作をしている人に声掛けをするなど、被害防止に努めています。

しかしATMの振り込み以外にもお金を騙し取る方法はあります。主だったものとしては次の3つがあります。

現金を直接受け渡しをするタイプ

振り込め詐欺は分業制になっており、詐欺の絵図を考える人間。電話で被害者とのやり取りをする人間。そして被害者に会ってやり取りをする人間に分かれています。

この中で被害者に直接会ってお金を受け取ったりする人間を受け子と言います。この受け子が被害者の自宅や喫茶店などの指定された場所にて直接現金を受け取るパターンです。

少し考えればおかしいと解りますが、「忙しくて顔を出す暇がない」と言って代わりの人間をよこそうとします。
友人や会社の同僚、弁護士や警察官や公的機関の職員などを名乗ることが多いようです。

キャッシュカードを直接受け取るタイプ

被害者からキャッシュカードを受け取って預貯金を引き出すパターンです。

実際の被害例としては、警察を名乗る人物が「あなたの口座が不正に使用されている、口座を停止する必要があるので銀行の職員をそちらに向かわせますので指示に従ってください。」という電話が来た後に、銀行の職員を名乗る人物がやってきます。
一端口座を停止する手続きをするために必要だとキャッシュカードを受け取り、口座の暗証番号を訊いてきます。

銀行の行員が、直接家に尋ねてくる事はないので注意してください。

詐欺の被害にあわないための準備と対策

詐欺の被害者にならないようにするために、普段から準備できることはあるのでしょうか?
以下のような対策があります。

合言葉を決めておく

息子や娘に成りすました加害者に騙されないようにするために、合言葉や符丁などを決めておきましょう。

例えば次のような物です。

  • 誕生日や結婚記念日の日時
  • 飼っているペットの名前
  • 痔の具合は大丈夫なのかい?⇒実際は痔などになっていない
  • 今年もハワイに行ってきたのかい?⇒海外になど行っていない

このような簡単な合言葉を決めておき、かまをかけたりして相手が否定してこなかったら詐欺師である可能性が大です。

連絡手段を限定する

振り込め詐欺の多くは電話を使用して、お金を騙し取ろうとしてきます。非通知や見知らぬ番号には出ないようにしましょう。
電話に出る場合は登録してある番号のみに限定し、あとは家族内の連絡はメールかLINEのみにするというのもいい手です。

警察や役所から連絡が来たら、まずは家族に連絡をする。

相手が警察を名乗る場合は、本当かもしれないと不安になってしまうかもしれませんが、まずは一端家族に連絡をとる。
連絡を取って確認をしない限りは、絶対に動かないと決めるのは有効な対抗策といえます。

常識的に考えればわかることなのですが、「多額の金銭を支払わなくてはならないような事件やトラブルに巻き込まれて、親にお金を出させようとしているのに、電話だけで済ませて顔も出さない」というのはどう考えてもおかしいのです。

社会常識のある人間ならば直接会って頼もうとしてくるでしょう。当たり前の事なのですが、もう少し疑問に思っていれば私の祖母も大金を騙し取られることはなかったでしょう。

以上、振り込め詐欺の特徴と対抗策でした。

ストーカー用防犯グッズ7選【使用時の注意と生活で用心すること】

自己中心的で身勝手な理由から付きまとい行為を止めないストーカー。

証拠があれば警察も対応してくれますが、常にそばにいてくれるものでもないですし、時には自分の手で危険に対処しなければならない時もあるかもしれません。

この記事ではそんな時に役に立つ防犯グッズを紹介していきたいと思います。

ストーカー対策に使える防犯グッズ

防犯カメラ

わざわざ説明するまでもないでしょう。犯罪行為や嫌がらせなどを録音録画する機械です。

録画しているということがストーカーに対しての警告になりますが、警察に検挙してもらうための重要な証拠を録画することができます。

ストーカー行為の被害が終わってからも防犯のために使用することができますので、購入を検討するのに十分値するといえます。

もしも電気代や記録容量が心配な場合は、センサーが動くものに対して反応した時だけ録画する機能の物もあります。

様々な製品がありますので自分に合ったものを購入してはどうでしょうか?

ビックカメラ.COM 防犯カメラのおすすめ14選

防犯カメラの実際の使用例

実際に防犯カメラを設置することによって、犯人逮捕までつなげたケースを見てみましょう。

20代前半の女性で会社員のAさんは、両親と実家で暮らしています。家は庭付きの戸建てです。

ある日を境に家の周囲で不審な出来事が頻繫に起こるようになりました。置いてあった自転車が別の所に移動している。
玄関先に置いていたゴミ袋が漁られている。花壇の花が根こそぎ盗まれている。

犯人は深夜から明け方にかけて訪問しては犯行に及んでいるようでした。残念ながら犯行の日時はランダムで規則性はなく、
Aさんの両親も平日の日中は仕事があるので、連日連夜寝ずの番をするわけにもいきませんでした。

そこで両親と話し合った結果、防犯カメラを設置することに決まりました。ネットで購入したワイヤレスカメラを玄関と庭先に取り付けて録画を始めました。画像はパソコンやスマートフォンで見ることもできました。

設置してから三カ月ほどたったある日の午前2時に、30代ほどの男性が庭に無断で入っているのが映っていたので、すぐに警察に通報し逮捕となりました。

男性はAさんを通勤途中の駅で見かけて一目惚れしたのはいいのですが、どう声をかけていいのか分からずにいる内に後をつけるようになり、自宅を突き止めると真夜中の時間にいたずらをするようになったそうです。

自分でもよくないことをしているのはわかっているのだけれど、おかしな形であれAさんの人生にかかわっているのが楽しくてやめられなくなってしまったそうです。

平穏な日常を取り戻した後もカメラを使用していたのですが、事件が解決してから2年ほどたったら壊れてしまったそうです。

簡単に取り付けることができるタイプの物は壊れやすいようなので、長年にわたり使っていきたいのなら業者に設置してもらうタイプの物がいいようです。

センサーライト

動くものをセンサーが感知して照らすライトです。

明かりの無い暗い所なら効果は抜群であなたへの自宅の侵入や、嫌がらせに対して怯むことでしょう。

暗闇の中で作業することが出来なくなるのですから、ストーカーによる嫌がらせ行為を妨害するには十分な効果が期待できます。

野外センサーライト人気12選

ダミーカメラ

防犯カメラを自宅に設置したいのだけれど、「安いものが増えたのかもしれないけれど、やっぱり値段の事を考えたらなあ」というのなら、いっそダミーカメラを設置してみるという手もあります。

これは防犯カメラとしての録画録音機能はないけれど、LEDのランプが点灯したりして、外見だけはちゃんと機能しているカメラに見せかけたりする代物です。

これを自宅の周辺に設置するだけでも、ストーカーに対しての牽制には十分役に立つと思います。

株式会社アルコム防犯対策用ダミーカメラ(フェイクカメラ)一覧

ボイスレコーダー

ストーカー防止法では被疑者を検挙するときに、複数回にわたる付きまとい行為や嫌がらせ行為の証拠をとっておく必要があります。

その際に実際のストーカーとのやり取りの記録した音声は強力な武器になります。

外出中に身の危険を感じた時だけでも録音をすれば有効な証拠となります。

また最近は外見をボールペンに見せかけたようなものや、小型で目立たない隠すことが便利なものが多く販売されているようです。

色々調べてみて、最適な商品を選んではいかがでしょうか。

ビックカメラ.COMボイスレコーダーおすすめ15選

スタンガン

危険に対して直接的に威力を発揮する防犯グッズです。高圧電流により瞬時に相手を無力化することができます。

護身用具専門店KSP 護身用本格スタンガン

防犯ブザー

緊急時にボタンを押すか、ヒモを引き抜くことにより大音量を発することにより相手を怯ませて周囲に我が身が危険にさらされていることを知らせることができます。

小型で掌に収まる形状の物も多く、すぐに取り出せるところに身に着けていればこれほど心強い防犯グッズは無いでしょう。

この製品にはボタンを押し続けるとブザーが鳴り続けるものや、ブザー本体についているヒモやピンを戻さない限り音が鳴り続けるものがあります。

大きな音で鳴り続けて、周囲に危険を知らせてくれる優れた護身具です。

ビックカメラ.COM 防犯ブザーおすすめ13選

盗聴器発見器

あなたに執着するストーカーは、どんなことでもあなたの事を知りたいと考えています。

もしかすると、あなたが仕事や所用により自宅を留守にしているときに、盗聴するための機械を設置しているかもしれません。

もしストーカーからの監視報告によって、あなたの個人情報が把握されていると考えるのならば盗聴器による盗聴を疑ってみるべきでしょう。

専門の盗聴器発見業者に頼むといった手もありますが、盗聴器発見器はネットで購入が簡単にできます。

自分の手で調べてみて、本当に盗聴器を発見した場合はすぐに警察に届けましょう。

また盗聴器を設置されないように、日ごろから整理整頓や掃除をこまめにやっておくようにしましょう。

MYBEST 盗聴器発見器のおすすめ10選

自宅のドア、郵便受け、窓など

防犯カメラの設置に関しても述べましたが、ストーカー化した相手があなたの自宅の周囲を徘徊しながら監視をしてくることは当然想定するべきことです。

あなたの個人情報や日常生活を探るために、郵便受けを見られたり、ゴミ捨て場に出したゴミを漁られたりするかもしれません。

自宅の中に侵入するために窓を割って侵入してきたり、扉をこじ開けて中に入ろうとする。

ありとあらゆる方法を使ってあなたの個人情報を探り出そうとしてきます。個人的にできる範囲で何らかの対策を打っていた方がいいでしょう。

郵便受けの鍵を二重三重にする、窓ガラスに打撃を加えられても飛散しないようにガラスフィルムを貼り付ける。考えて打てる手はいくらでもあります。

「防犯 グッズ」でGoogle検索してみて、気になったものを片端から試してみるのもいいかもしれません。

モチベーションが上がってきたら防犯グッズを取り扱っている専門店や、自宅から近くにあるホームセンターに行ってみるといいでしょう。あなたが探しているものを店員さんに訊いてみましょう。

通勤通学の帰宅途中に気を付けること

勿論危険に巻き込まれることは避けたいですし、先に説明してきた防犯グッズに頼らないのが一番だと思います。

一番大事なことは周囲に気を配りながら、あなた自身の身に危害が降りかからないようにすることです。

通勤通学の途中で気を付けておくポイントをまとめておきました。

身の危険を感じたら避難することができるところを事前に決めておく

通勤通学先から帰宅しようとして、外を歩いている最中に身の不安を感じたら避難することの出来る退避場所をあらかじめ決めておきましょう。

具体的には交番・警察署・スーパー・コンビニなどが便利です。

他にもこの時間帯のこの場所なら人がたくさんいて助けを求めやすいと思うところを探しておくのもいいかもしれません。

例えば居酒屋など、夜遅くになってもやっている店はありますので、そのような所を避難先の一つに入れてもいいかもしれません。

直接危害を加えられそうになったらすぐに助けを求めよう

もしも、ストーカーがあなたの目の前に現れて、直接危害を加える行動に出たならば、躊躇することなくすぐに大声で助けを求めましょう。

実際に身の上に危険が降りかかってくると恐怖のあまり声が出なくなることもあるようです。

その時の備えにも、大音量で周囲に助けを求めることができる防犯ブザーは忘れずに普段から携帯するようにしましょう。

帰宅する際は複数のルートを用意しておくこと

もし外出時に不安を感じるようでしたら、バスやタクシーを使っていつもと違うルートを使用して帰るようにしましょう。

ストーカーはいつどこであなたの事を監視しているかわかりません。

たまには気分転換もかねて普段使っていないルートを使って帰るのもどうでしょうか。

在宅時に家に押し入れられるのを避けるために

そんなことはあって欲しくないことですが、ストーカー行為で最悪のケースはあなたに危害を加えることを目的として、自宅に押し入ってくることです。

最悪の状況に追いつめられる前に対策をとっておきましょう。

  • 玄関のドアを不用意に開けないこと。必ずドアスコープで確認したり、カメラ付きインターホンで確認すること。
  • 夜間の時間帯は特に警戒すること。
  • 防犯ブザーなどをすぐに使用できるような状態にしておく。
  • 侵入してこようと企んでいるストーカーは物陰や背後に隠れていて、ドアを開けようとした瞬間に一気に押し入ってくることがあるので、家の中に入る時も周囲を警戒すること。

以上、ストーカーに対して効果が期待できる防犯グッズの紹介と、日常生活で気を付けておくことでした。